作者自身のコメント

紛争、断絶、環境破壊、貧困、不安が充満する社会状況を見る時、美術館の中での平面や立体等の従来の表現の形式が贅沢で非現実的なものに感じられ始める。
社会問題と直結した造形活動こそ自分の存在意義が確認できると信じ、自身の生活も利便性追求型から資源循環型へ転換、「古典的労働」を通して自然と人の関係の修復を試みるインタラクションを展開している。

2000.6 杉澤周子